Tuesday, August 1, 2017

『バロン・サムディ・リング』- Words from Armand Serra

アーマンド・セラが斬新なアイディアの新作『バロン・サムディ・リング』の制作について語りました!

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この作品はいくつかの理由で一筋縄ではいかないものでした。
最初の理由は、この作品が人物の顔であるということです。
鉛筆やインク、ペイントによる二次元の肖像画、これ自体が容易な作業ではありませんが、シルバーでの三次元での表現は更に別次元のタスクです。
大前提としてこの作品はアフリカ系の人物に見えなければなりません。
しかし、ただのアフリカ系の人物ではなく、バロン・サムディを演じたジェフリー・ホールダー氏に似ていなければなりません。

シルクハットをかぶせてやれば見た目にも分かりやすく制作も楽だったと思いますが、敢えてそのトレードマークである帽子なしでバロン・サムディを彫ることにしました。
一つ目の課題を克服したら、次の課題はバロン・サムディの顔に施された白いペイントです。
白い部分はエナメル加工を施すことにしました。
エナメル加工する領域はエナメルを定着させるため数ミリの深さが必要なので、完成した顔を思い切って抉ります。
抉った部分に白いエナメルを施したら、元の顔の形を取り戻すべくエナメルを削って調整します。
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平面や円筒面であればエナメル加工した後に表面を整えるのはさほど難しい作業ではありません。
しかし、人物の顔に施されたペイントを表現するためのエナメルとなると、これは仕上げ職人のセンスが問われる緊迫感のある作業になりそうです。
また、いったん完璧に制作した顔の原型をエナメル加工のため抉る、というのも勇気の要る作業です。
40年に届こうかというキャリアを持つアーマンド・セラ、その進化はとどまることを知らないようです。

*この作品は、特別注文によるスペシャルメイドの一点物のため、通常の商品としては販売しないそうです。

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