Wednesday, August 16, 2017

クレイジーピッグのマスコット(?)リング

クレイジーピッグのマスコットといえばシルクハットのゴメスですが、実はコヴェント・ガーデンの店舗にはもう一つのマスコットといえるものが存在します。

それは牛の頭骨、カウスカルです。
25年前の開店以来、店内奥の壁と入口のディスプレイウィンドウに飾られ、クレイジーピッグに来店された皆様をお迎えしてきました。

そんなカウスカルをリングにしたのが『Large Cow Skull ring』です。
まずは正面、幅の広い鼻先から水牛に近い種のように見受けられます。牛のアイコンともいえる逞しい角は着用時にできるだけ邪魔にならぬよう、前方にはせり出しておらず、ワイドに上方に向かって伸びています。

横から見ると、この作品の隠れた主役ともいえる羽飾りが現れます。着用時に邪魔にならぬよう、敢えて控えめな彫りにしたことでコインの装飾のような味わい味わい深さが出ており、ネイティヴアメリカンインディアンジュエリーのような雰囲気も感じられます。

アーマンド・セラのキャリア最初期のデザインの一つであるこの作品は、若き日のアーマンド・セラの想像への渇望が感じされるような荒々しさが魅力的です。

詳細はあらためて紹介したいと思いますが、この作品にはスモールも存在しますので、大切な人とお揃いで着用することも可能です。

『Large Cow Skull ring』は クレイジーピッグ公式オンラインストア には掲載されておりませんので、購入をご希望のお客様は 日本語問合せ窓口 までご連絡ください。

Friday, August 11, 2017

アーマンド・セラ、少年時代の思い出を語る!

クレイジーピッグのアーマンド・セラが少年時代のギター・メモリーを語りました。
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私が人生で最初に弾いてみたギターは友人から借りたものでした。
つまりは当たり前のことですが返却しなければなりません。
ここが、私が自分のギターを持ちたいと思う出発点だったといえるでしょう。

私の故郷の楽器屋では、フルート、ハーモニカ、楽譜にビギナー用のクラシックギターくらいしか売っていませんでした。
しかしある日、ディスプレイウィンドウにそれは置かれていました。
そう、エレクトリックギターです。
それはなんとなくギブソンの 355 に似せたもので ”MASTERWORK” というロゴがあるものでした。

これが本物のエレクトリックギターを間近で見た最初の瞬間でした。
私は走って家に帰ると、父にギターを買って欲しいとねだりました。
価格はたったの25ポンドでしたが、父の答は「ノー」でした。
どうやら父はエレクトリックギターやロック・ミュージック、長髪には賛同できなかったようです。
私はあのギターを手にする唯一の方法は、そのお金を自分で稼ぐことという結論に達しました。

私は近所のイタリアン・レストラン “La Piazetta” に行くとアルバイトさせて欲しいと直訴し、いくらかのフラン(ユーロになる前のフランスの通貨)のために皿洗いやジャガイモの皮剥きをやりました。
こうして MASTERWORK のギターを購入しました。
私はこのギターのために働き、ついに自分のものにしたのです。

その時の CBS MASTERWORK ギター:

現在所有している MASTERWORK:

より詳細なストーリーは、アーマンド・セラ著『GUITAR EXP』をご参照ください。
クレイジーピッグ公式オンラインストア でもご購入いただけます。
詳細は ONLINE STORE > APPAREL > MUSIC をご参照ください。

Tuesday, August 8, 2017

8月の誕生石ペリドット - 夜に輝く宝石

8月の誕生石ペリドットの特徴は、暑いこの時期に良く冷えたハーブティーのような爽やかさと涼やかさを感じさせてくれる、明るい緑色です。

かつては、暗がりでもよく輝くことから「夜のエメラルド」などという風情のある呼ばれ方もされていたそうです。

クレイジーピッグでは、8月生まれのお客様や明るい緑色がお好きなお客様からの特別注文が多い宝石です。
一点のみ制作されたビスポーク・リングは異なる輝きを放つ鏡面と荒らした地金のリングに矩形と円形のペリドットをセット、クレイジーピッグのジュエラーとしての実力の一端を垣間見ることのできる作品

ペリドットをセットした『ライヴスカルリング』地下工房の熟練職人による完璧なセッティングを施されたペリドットと手作業で荒らしたスカルのランダムな輝きが美しい作品

ペリドットを使用したリングやペンダントなどのストーン・シリーズの製作をご希望のお客様は 、クレイジーピッグ公式オンラインストア日本語問い合わせ先 までご相談ください。(その際はご希望のデザイン名をお知らせください)

Friday, August 4, 2017

愛らしくも毒々しい『エル・ムエルト・メキシカンスカルリング』

メキシコの「死者の日」の象徴ともいえる、花やペイントで装飾されたスカル、この愛らしくもどこか毒々しさのあるメキシカンスカルがモチーフの『エル・ムエルト・メキシカンスカルリング』はアーマンド・セラらしい緻密な細工でロンドンでも非常に人気のある作品です。

その『エル・ムエルト・メキシカンスカルリング』がクレイジーピッグの高度な技術によりカスタマイズされた特別注文品の写真が届きました。

スカルはブラックロジウム、クロスなどスカルの装飾はゴールドのメッキ、目にはロンドンブルートパーズをセットしました。
 ブラックの地にゴールドという色合いは燻したシルバーよりも強烈なコントラストで、クロスや小スカル、花柄などの装飾が際立ちます。
側頭部の花びらもこの色合いで、より美しく広がります。
目にセットされたロンドンブルートパーズは、通常のブルートパーズよりも深く濃い色合いです。

コヴェント・ガーデンの店舗内の地下工房で熟練職人が仕上げるからこそ、モチーフの特色を最大限に活かしたカスタマイズが可能なところはクレイジーピッグの強みといえるでしょう。
その強みが非常に良く分かる仕上がりではないでしょうか?

Tuesday, August 1, 2017

『バロン・サムディ・リング』- Words from Armand Serra

アーマンド・セラが斬新なアイディアの新作『バロン・サムディ・リング』の制作について語りました!

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この作品はいくつかの理由で一筋縄ではいかないものでした。
最初の理由は、この作品が人物の顔であるということです。
鉛筆やインク、ペイントによる二次元の肖像画、これ自体が容易な作業ではありませんが、シルバーでの三次元での表現は更に別次元のタスクです。
大前提としてこの作品はアフリカ系の人物に見えなければなりません。
しかし、ただのアフリカ系の人物ではなく、バロン・サムディを演じたジェフリー・ホールダー氏に似ていなければなりません。

シルクハットをかぶせてやれば見た目にも分かりやすく制作も楽だったと思いますが、敢えてそのトレードマークである帽子なしでバロン・サムディを彫ることにしました。
一つ目の課題を克服したら、次の課題はバロン・サムディの顔に施された白いペイントです。
白い部分はエナメル加工を施すことにしました。
エナメル加工する領域はエナメルを定着させるため数ミリの深さが必要なので、完成した顔を思い切って抉ります。
抉った部分に白いエナメルを施したら、元の顔の形を取り戻すべくエナメルを削って調整します。
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平面や円筒面であればエナメル加工した後に表面を整えるのはさほど難しい作業ではありません。
しかし、人物の顔に施されたペイントを表現するためのエナメルとなると、これは仕上げ職人のセンスが問われる緊迫感のある作業になりそうです。
また、いったん完璧に制作した顔の原型をエナメル加工のため抉る、というのも勇気の要る作業です。
40年に届こうかというキャリアを持つアーマンド・セラ、その進化はとどまることを知らないようです。

*この作品は、特別注文によるスペシャルメイドの一点物のため、通常の商品としては販売しないそうです。